生産性って何それおいしいの? 副業ライターはじめました
副業で、ライターを始めました。空いた時間でちょこっと稼げたらいいなーと思い立ったのです。しかし、仕事は甘くない。生産性低いため、ヒーコラ言ってます。
昔、少しライターをやってたことがあったから、そんなに心配してなかったんですけどね。やってみると書くのが遅い! 遅すぎる!!!!
これではいったい、時給はいくらなのっ……。という状況です。
取材に行かなくてもできるWebライターですから、もちろん報酬は安いけど、その分難易度は低いと見てたのです。いわゆるコピペライターをマシにしたくらいの感じかなと。
(契約違反になるので具体的なことは書けないんですが)
まあ、思ったような依頼内容だったんです。一般向けのライフハック系のネタで、ネットでいろいろ調べたら書けるような記事ですね。でも、コピペでなく調べるとなると、それなりに時間がかかります。そして、文章を書くのが自分で思ってたよりめちゃくちゃ遅かった。おかげで空き時間どころか、休日の家事と睡眠の時間が減るほどツメツメで仕事するはめになっちゃいました。
「こんなんだったら続かないカモ……」
と感じていたこの頃なのですが、始めてすぐやめるなんて情けない。ピシッとわかる文章を速く書けるようになりたくて、仕事しながら上達したい気持ちもあるので、もう少し続けたいです。情報収集のスキルも上げたいし、世間で話題になってる話題に多少明るくなれるのもメリットです。
そこで、へこみつつ「ライター」で検索してみる。
「ライターになる方法」とか「ライターで稼ぐ」とかいうブログがいろいろとひっかかかりました。
「安いWEBライターで稼ぐには、1時間に2,000字書けるようになればいいんです!」
と書いてる人を以前見かけた。今回はもっとすごいのを見つけたよ。
「1時間に8,000字くらいいきます」という人がいた。
超有名ブロガーさんです。書いてる内容はコピペなんかじゃありません。依頼されたネタじゃなく、まったくのオリジナルです。ふだんから小ネタを拾い、専門といえるくらい詳しい分野の情報を集め……。
ははは。神かよ?
小説の教室のようなところに出入りしていたことがあり、そこでは時速1枚(300〜350字くらい)書ければいいとされていたんですけどね。小説と記事では違うとはいえ、お金を稼ぐってのは大変なことです。
ライターをやってた時代、そんなに遅筆を気にしたことはなかったんだけど、なんでかな?
思うに、あの時代は今ほど「生産性を上げろ」と言う人が少なかったんだな。
好きなだけ残業してて良かったし……というか、残業しないとヒンシュクな感じだったからね。自宅でフリーライターをやっていたときも、仕事を時給換算なんてしないで、ただがんばっていたような気がします。
短い時間で大きな成果を上げるのが、生産性。
でも、そればっかりを考えると人生は良くならないと思い直した。
超有名ブロガーさんも書いてました。「慣れないと時給200円くらいになっちゃう」って。でもそれを気にしてたら、慣れて速くなるところまでやってられないですよね。生産性以外に自己研鑽の時間も入ってるんだと考えないとダメです。
先日、こんな話を聞きました。
生産性、生産性という掛け声で残業禁止になってから、フランス人の自殺が増えた。
なんか、すごくわかります。
ーー仕事時間内はめちゃくちゃ生産性が高くないとダメ。
ーー時間内はちょっとでも気を抜いたらダメ。
そんな働き方は精神的にしんどいです。ダラダラ残業させられるのもイヤですけどね。
ま、副業ライターは自分で調節できるはずなんですけど、もうちょっと生産性を上げる技を身に付けないと、休みがなくなってしまう。ので、がんばります。